花梨ブーメラン4分オタフク槌の開発試作
彫金和彫り用オタフク槌の作り方は以前紹介しましたが
それでも右利きの私はタガネの右側を叩きがちです
特に平角材の柄の場合は真っ直ぐに叩けてないという事も言えます
これを解決するためには、タガネの柄の打撃点を小さく丸くするという手段もあります
例えば赤や青タガネの打撃点は小さいですので、超硬タガネでも同じような形状にする
でも、そもそもがタガネの右端を叩きがちなので、オタフク金槌の柄を曲げたらどうか?
という考えが浮かびました
すごく太い柄材だと切削で形を作る事も出来ますが、物凄いロスと切削作業になるため
柄をブーメランのように曲げたらどうか?というオタフク槌の開発試作になりました
動画以下のコメントはYouTube動画の字幕に入ってますが
天然銘木でオタフク槌に使えそうなの丸材が結構ありますので、ブーメランオタフク槌を作ってみる事にしました
黒いの2本が縞黒檀で他は花梨になります
曲げやすそうな花梨を使います
製作工程は以前アップしたので省きますが、接着はしてません
曲げになりますが、ランディングネットのフレーム材のようにしゃぶしゃぶ鍋を使います(笑)
ちなみに水に漬けておくだけでも多少は曲がります
こんな感じに曲がりました
成形して完成しましたが、上は現在使用中のオタフク槌です
重さを測ってみます
なんと28グラム
現在使用中のオタフク槌は最近先を細くしました
約34グラムと少し軽くなりました
根本の太さが違いますが、花梨の方が比重も軽いです
比重からしても花梨の方が柔らかいと言えます
頭の面ですが、曲げた分が柄の末端は1センチくらい低くなりました
花梨の柄の実績がないので、こちらは販売しませんが
樫の木の曲げにも挑戦しようかと思います
次回試し彫りの動画もアップするかと思います
字幕はここまでになりますが
頭の接着は曲げてからになります
ネットの調べでは、花梨の比重は0.6くらいで、樫の木が0.87、縞黒檀が0.85~1.09
異なるサイトのデータですが、樫の木は黒檀に近い硬さではないかと思います
水の比重は1なので黒檀ですと水に沈む木もあるという事ですね
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