BijoDam超硬タガネ 試作の真鍮柄 ~浪葉模様彫りロングバージョン

以下の記事の動画編の追加記事になります
https://bijodam.blogspot.com/2023/07/blog-post.html

毛彫りは全て試作の真鍮柄を使って彫ってます
片切りは省こうかと思いましたが、これまで浪葉模様彫りも通しで撮影してなかったのでケガキ以外は1カットで撮影しました

動画以下のコメントはYouTube動画の字幕になります

タガネは研ぎが一番重要ですが、刃と柄の材質の違う超硬タガネは、その柄の素材と形状も重要になって来ますね

SS400以外にも、また規格外と思われる柄材を真鍮で見つけましたので少量ですが仕入れて試作してみました

SS400の方が薄いためか、しなり感はSS400の方があるかもですが、真鍮の柄は厚みあるので大差はないです

毛彫りが多い基本的な朗葉模様彫りで毛彫りを試したいと思います ちなみに0.7mm

3回目になりました朗葉模様彫りですので、今回はケガキサゲでケガキ済からのロングバージョンになります

ここから1カットの編集なしで撮影しました

まずは直線2本を4mm間隔のケガキ線で彫りますが

SS400や赤タガネもどきのように刃の食い込みがいいのですが

厚みがあっても真鍮が柔らかい感じです

彫りが少し深くなると柄がオタフク鎚の力を吸収してる感じは一番強いです

SS400のタガネとは太さも違いますが、刃先が折れ難い安心感は近いと思います

2本目の直線彫りになりますが、くれぐれも曲線用でも直線は彫れる訳です

しかも直線用より彫り跡はキレイに彫れます

直線用は毛彫りの下刃の真ん中のタガネの線が曲がってると彫りも曲がります

しかし曲線用はそのタガネによる彫りの曲がりも変えられるとも言えます

1カットでの撮影のため、曲線彫りの下書きになります

意外に下書きの方が難しかったりします

それでは、曲線を彫ってみます

直線でも同じですが、彫りはゆっくりになる感じですが、失敗の不安も少ない感じです

1カットでの撮影のため、ここからは定番のSUS304柄の片切り1.5mmになります

毛彫りに比べると、かなり複雑な動きになります

おそらくこの太さのタガネですと真鍮の柄は柔らか過ぎると思われます

ただ、唐草彫りの巻きタガネだと真鍮の柄がいいかも知れません

再び真鍮の柄の毛彫りで3本の細い毛彫りになります

ここはタガネのサイズも違いますが、SS400の方が彫りやすいですね

タガネの良し悪しはとにかく刃研ぎが一番ですが、全く同じ刃先で柄を対比しないと比較出来る事ではないかと思います

私の彫りにはブランクが長いですが、少なからずどんな刃先でもクローンが研げるレベルになりました

そこには、もちろんの事で彫りの技術がなければ開発出来る物でもありませんね

タガネが研げるようになったら一人前という和彫りになります

誰にも負けないタガネ研ぎの技術があってからこその彫りもここまで再起出来たと思います

年齢的に視力的にも衰えてますが、タガネが良くなれば現役時代の彫りを超えられるかも知れませんね


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