BijoDam超硬タガネ和彫り入門お勧め基本2本セット練習銅板付き~浪葉模様彫り

メルカリで発売したBijoDam彫金用超硬タガネ 和彫り入門お勧め基本2本セット練習銅板付きが好評なので、この2本のタガネで浪葉模様彫りを彫った動画をアップしました

浪葉模様彫りの動画は2回目になりましたが、今回は毛彫りタガネが違います
こちらは一見、赤タガネに見えますが、赤タガネの先に超硬をロウ付けした超硬タガネになります
定番のSUS304柄でもいいのですが、私的には赤タガネもどきの方が初心者向きという事
また今もなお赤タガネを使ってる人が超硬へ移行しやすいなど、最初に使うタガネには
赤タガネもどきの方がいいのではないか?と思った次第です

直線2本と曲線1本の下書き済みですので、早速直線から彫ってみます
前回の浪葉模様彫りも毛彫りと片切り各1本しか使用してませんが
今回はメルカリで発売したBijoDam彫金用超硬タガネ 和彫り入門お勧め基本2本セットにて実演してみましたので、YouTube動画にてご覧ください


毛彫りは現在使用してるBijoDam超硬タガネ赤タガネもどき船底鏡面SPL▲毛彫り0.7mm曲
片切りは後に紹介しますが、このタガネ2本に、このように私が途中まで練習した銅板をオマケに販売してます
私の彫りは30年のブランクがあり、ここ数年で再開した程度ですので
お手本というレベルではありません、悪まで練習のレベルです
でもネットや教本の画像で見るより実物は入門者には参考になるかと思います
もし参考にならないにしても銅は高騰してますので練習彫りが出来ます
この和彫り入門お勧め基本2本セットにタガネケースと練習銅板をオマケにしたセット販売になります
コマーシャル長くなりましたが、毛彫り曲線彫りに続きまして片切りの彫りになりますが
こちらは定番の SUS304柄■片切り1.5mm曲になります
多少柄をカスタマイズしてますけど

波形彫り2つと半円彫りになります
その半円彫りで直線用と曲線用の違いを実演した動画もあります

 

これで市販の平面研磨の超硬タガネは和彫りにそのまま使えるとは思えません
最後は再び毛彫になりますので、赤タガネもどき▲0.7mm曲になります
ここは細い毛彫りの方がいいのですが、入門者だとタガネを折る危険性があります
サイズで言うと0.4~0.5ミリになりますが、少し慣れたら基本セット2本に追加するといいと思います
1本の毛彫りで深くも浅くも彫れますし、その強弱の練習になります

曲線彫りに3本の細い毛を彫ったら浪葉模様彫りの完成になります
浪葉模様彫りは和彫りの技術の多くの要素が含まれてます
和彫りは浪葉模様彫りだけ練習するだけでも充分とも言えます
ただ、浪葉模様彫りには長い距離を片切りで彫る部分はありません
そのため、後は唐草模様彫りを練習してるという感じです
この浪葉模様彫りが上手く彫れるようになったら、巻きタガネを追加するといいと思います

この4本あれば、まず弘法筆を選ばすだと思います
時々、大量のタガネが写った彫り師の画像を見ますが
それはタガネが研げない人だと思います
このようなタガネが研げれば、タガネは何本も要りません
技術を道具でカバーするのか?道具で技術をカバーするのか?
いずれどちらも不足していたら進歩はありませんよね

ちなみに動画は下書きを除きノーカットで撮影しました
前回の浪葉模様彫りよりも上達しました
その使用タガネ2本になります
このBijoDam超硬タガネ和彫り入門お勧め基本2本セット練習銅板付きは、今後もメルカリやヤフオク出品するつもりです

ホームページのショッピングカートでも販売可能かと思いますが
現時点では、悪まで練習した銅板で私自身がこの彫りの技術をお金に換える気はありません
でも、実際に彫った銅板を欲しがる人は多いですね
おそらく、この唐草模様彫りをまともに彫れる職人は現在ではごくわずかな職人しか居ないと思います
それでもなお私の作ったタガネの需要が多いのは、おそらくこの彫金の技術が原点となり
この技術が多様化されて今もなお伝統工芸として息づいているのではないかと思います

30年前でもジュエリーにこのような模様彫りの仕事は殆どありませんでした
私はこの技術を絶やさないようにとタガネを製作販売して来ました
一人の彫り職人としてもタガネを研ぐというのは嫌な仕事です
でも、なぜか?そのタガネを作る事、研ぐという事が仕事になりました
そんな訳で、この彫りをジュエリーに実際に彫る仕事はこの先にはないでしょう
でも、この技術を学ぼうとしてる人は想像以上に多いです
私には、これに答えるだけの事をしてるだけの事にはなりますけど
祖父からの三代の技術を絶やしたくないというのが一番ですかね

ちなみに私、太田 豊の名前は彫り師の祖父から受け継いだ物になります

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