青タガネの商品化~青タガネと超硬タガネの違い
タングステンの大幅値上げによる超硬の高騰と物流が滞ってます
中東情勢のナフサと近い感じだと思います
また金の高騰にも近い物があり、価格変動も大きいようです
金のように毎日の相場が出てればですが
いずれ入荷しない事には価格も不明な部分もあります
現在超硬はストックの製作販売になってますが
超硬資材の少ないチップや資材の在庫の多い物の在庫製作販売中になってますが
赤タガネや青タガネの完成品の商品開発してる状態です
青タガネは彫金タガネ塾の講習で使用して来ましたので
そのお手本に製作し、また実際に青タガネで彫りもしました
私が彫りの入門時代も青タガネはタガネを研ぐための練習のような存在でした
実際に模様彫りを練習するようになったのは超硬タガネだったと記憶してます
つまり、青タガネは超硬にステップするための研ぎの練習的な物でした
私の知る限りは、青タガネで彫ってる職人さんは知りません
青タガネが研げれば、超硬タガネの研ぎは、その延長線上にあります
赤タガネを使ってる職人さんは今でも多く居ます
赤タガネは焼き入れ、焼き戻しによるタガネ作りですが
ヤスリなどで成形が出来るために、青タガネのように砥石で研がなくても作れるタガネです
逆に言えば、砥石でタガネが研げないから赤タガネ
実際問題として、おそらく祖父も叔母も赤タガネでした
タガネが研げるようになったら一人前と言われてる彫金の彫りです
おそらく祖父も叔母もタガネを砥石では研げなかったのではないかと思われます
そんな訳で、青タガネの完成品を商品化する事にした次第です
加えて、青タガネでの模様彫りも練習しました
右が青タガネ、左が超硬タガネで最近彫った銅板になります
彫りの入門時や現役の頃でも、全く同じタガネの刃先を研ぐ事は出来ませんでしたので
その違いがわかりませんでしたが、現在はタガネ作りの専門家になり、完コピ可能です
ゆえに、タガネの素材や柄の素材の違いがわかるようになりました
まず青タガネですが、超硬よりも同じ深さだと彫る速度が少し遅くなります
感覚的には、当所の超硬タガネでも真鍮柄に近い感じでした
彫る速度が少し遅くなるのは、一定の深さで彫りやすいというのはあります
超硬ほどは切れないので、銅板だとバリになりやすいというのもあると思います
ただしバリは特に片切りの場合ですが、主にSUS柄の硬い柄の場合
オタフクの反発により刃が横に少しズレてしまう事があり、これもバリの原因になります
一長一短の部分ではありますが、青タガネの方が半円彫りは彫りやすいです
青タガネの方がタガネの刃先が地金に馴染みやすい、切れ過ぎないという事だと思います
いずれ青タガネの刃持ちは超硬と比べると悪いです
もちろん当所の比であり、市販の超硬タガネはすぐに欠けたり折れたりします
ここまでの数日の練習でも刃先が曇ったりしますので、床屋さんの髭剃りのように
青棒で日々のメンテの必要性は出て来ます
青タガネでも超硬タガネでも、タガネが研げるようになりたいのであれば
青タガネから研ぎと彫りを習得するのが一番だと思います
超硬タガネを研ぐ道具が平面研磨機とか、研磨ガイドや、ダイヤパウダーのハリボテのディスクなど、これらは道具屋が道具として営利目的で売りたいだけでの物です
現役時代には超硬タガネは手でダイヤモンド砥石で青タガネのインディア砥石のように研いでました
現在はタガネ研ぎを仕事にしてますので、平面研磨機とか研磨ガイドも使用してますが
悪まで低価格での完成品を安価に供給するために、治具を作り独自の研磨方法を開拓し練習して販売してる訳です
彫り職人が自分で使う分のタガネを研ぐなら、平面研磨機とか研磨ガイドは無くてもいいんです
もちろん、あった方が有利ではありますが
その前にタガネを手で研げるようになってからの話だと私は思います
超硬タガネのお手本的なタガネを製作販売してますが
青タガネのお手本的なタガネも加えました
現在、メルカリで青タガネで彫った練習銅板付きの基本2本セットを出品してます
工房 BijoDam(ビジョダム)
http://bijodam.com/
ショッピングカート
http://bijodam.cart.fc2.com/
太田 豊
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