魚子(ナナコ)タガネの製作

ミルやミルタガネで検索すると出て来る魚子(ナナコ)タガネ
ミルタガネと魚子(ナナコ)タガネって違うんですけどね
魚子(ナナコ)は安く売ってるので、商品化した事ないですが
よく石留の職人さんところに綿棒のように大量にあったりします
それだけサイズも多いし、ライフも短い使い捨て的な工具なんです

でも、私は現役の頃は自作してました
ですので、大量にストックしてませんでした
超硬タガネもそうですが、彫りの職人さんの仕事場には大量の超硬タガネ
それってタガネが研げないって言ってるような物です
使い捨ててるんでしょうね

魚子(ナナコ)タガネは安いのになぜ自作してたのか?
ライフが長いし、きれいな玉になるんです
ご覧のように、くぼみの中が光ってるのがわかるかと思います

これが手作りの魚子(ナナコ)タガネ
安く売ってるけど、作るのは難しいんです
ミル盤ってあるんですど、サイズ違いのポンチの頭が並んだ工具
これに打ち付けて作るのが一般的なんですが、これも良くないんでポンチも自作するんです

昔は同じロット線でポンチも作り、つまり凸と凹のタガネを作ったんですが
現在はミル打ちタガネを作るために超硬ポンチを使ってます
写真左が超硬ポンチで、今回は大きいナナコを作るために作りました
この魚子(ナナコ)タガネは注文品なんですが
彫金工具職人になってからは今回初めて作りましたけど

ちなみにロット線φ2.4の全長6.5㎝と、赤たがね2号の全長約8㎝の2種類になってます
現在でもミル盤は売ってるので、作ったり作り直したりする人は居るって事なんですかね?
少なからず魚子(ナナコ)タガネを、このレベルで作れる職人は
おそらく私しか居ないと思います
まあ、世間一般的には、魚子(ナナコ)タガネは
安物買って使い捨てされる工具の代表とも言えますので商品の開発としては考えてませんが
商品の製作に、より良い工具を追及される職人も居るかと思います
そういう意味では、こちらも希望あれば、お手本的な製作販売する可能性もあります


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