HARPチャック付きホルダー No AP405~洋彫りグリップとしての検証

当所の洋彫りタガネは基本的に丸材になります
洋彫りタガネの場合は、そのグリップハンドルの取り付け部が様々です
元々はヤスリなどの柄のようなテーパーの角を柄に差し込むのが殆どかと思います
刃先とグリップの互換には、タップハンドルのような四角の形状もあります
そのため、当所の洋彫りタガネは取り付け部を最初は面取りして四角で製作してました
でもGRSのクレーバーマシンの普及で丸材用のコレットが増えました
これはGRSのクレーバーマシンと同じコレットの手持ちハンドルの普及のためだと思われます
そのため当方でも取り付け部の四角に面取り加工はオプションにしました
何故ならGRSのクレーバーマシンのコレットの2つのイモネジは120°かと思いますので
四角の面にイモネジが合わない、また面取りする意味がないというのがありました
GRSのイモネジ2つのマシンと共通のコレットのハンドルは
当所の洋彫りタガネも使用可能かと思いますが、GRSのハンドルはとても高価です

現在販売中のチャック式のホルダーのグリップでも当所の洋彫りタガネを使用可能か?

検証する事にしました

以下の動画以下のコメントからYouTube動画の字幕に入ってます


HARPチャック付きホルダー No AP405を検証した記事になります
HARPチャック付きホルダーになりますが、洋彫り用とは記載されてません
まずは私が昔ナナコ用に購入したチャック付きホルダー
チャックがしっかりしたように見えます
全長は75㎜くらいになります
HARPチャック付きホルダー No AP405
全長は私の物と大差ありません
チャックは2種類付属しますがHARPのHPでは
おおよその把握可能範囲0〜1.3φと2.6〜3.3φの2個のチャック付きとなってます
当所の洋彫りタガネМサイズは2.4なのですが、ロックして
奥まで挿すと大体10.5センチくらい
つまり挿入部分は2センチくらいになります
これがプライヤーで握って回るか検証します
大丈夫そうです
さらに増し締めしてみます
この太い用のチャックはメネジ側のキャップを取り外すのに工具が要ります
もう一つの0㎜~の細い軸用のチャックになりますが
これを加工したいと思います
リューターポイントのダイヤモンドポイント2種類
ストレート円柱の2種類で削りました
リューターを使いましたが、作業は省きます
こんな感じで2種類のチャックの中間のチャックに加工しました
これを当所のМサイズを固定して検証
全長11.5㎜ですので挿入長は1センチほど
再びプライヤーでの回転を検証
多少はタガネの回転が止まり、つまりはプライヤーの握りが勝ちましたが
増し締めしてもあまり変化ありませんでした
2.6〜3.3φのチャックとの差はそれほど感じませんが
タガネを取り出すのには工具は要りません
ちなみに私の持ってる古いチャックホルダーですが
こちらの方がゆるゆるでした(^^;
それでは、実際に銅板に彫って見ますが、チャックは太い軸用
全長11.5センチなのでチャック挿入長は1センチほど
くれぐれも私は和彫りなので、洋彫りは素人です(^^;
和彫りで彫った曲線の合間でテスト
長さを測っても潜ってる様子ないし、全長の最長11.5センチまでなら使えると思います
加工した細軸用のチャックもМサイズにSサイズ両用可能かと思います
当所の洋彫りタガネとの合わせ買いの限定販売します

YouTube動画の字幕はここまでですが
当所の超硬洋彫りタガネはフリマでも大変好評ながら、グリップハンドルの互換はユーザーに任せてました
洋彫りタガネに関してはタガネを研ぐ事が一番の仕事になってますが
当所のタガネが使える洋彫り用の市販のハンドルグリップの検証となりました
しかしながら、全長11.5センチというのは手の小さい人に限るかと思います

2026年には、当所の洋彫りタガネ用の専用グリップハンドルを発売のつもりで
この年末年始に開発中です

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