ランディンネット用 超硬刃 溝切りカンナの組み立て方(Ver.2.03)
ランディンネット用 超硬刃溝切りカンナの組み立て方は既にホームページにありますが
たびたびのバージョンアップを繰り返して来ましたが、やはりキット販売というのがネックです
再び樹脂に戻して、その組み立て方の紹介と思いました
それが樹脂でもボルト仕様だと、まだそんなでもないのですが
廉価版の木ネジキットですと
サブガイドグリップのしなりが大きく、結局は動画で撮影したVer.2.03は製品化される事なく試作の段階でVer.3になりました
こちらの試作完成品はメルカリ出品しました
ここで大きくバージョンが3に上がったのは、サブガイドグリップとメインのガイドグリップが同じ厚みになったからです
結局は動画での組み立て方はVer.2.03になりますが、動画の最後に発売予定のVer.3を追加してます
Ver.2.03は開発と試作と撮影の段階でVer.3のグレードアップなりました
まあ組み立て方は同じなので
これを超硬刃溝切りカンナの木ネジ仕様Ver.3の組み立て方の動画とさせて頂きます
例によって動画以下のコメントはYouTube動画の字幕に入ってます
当所オリジナルのランディンネット用溝切りカンナの廉価版キットになりますが
バージョンアップのため、試作して組み立て方の動画を撮影しました
木製から始まり、一旦は樹脂にしたのですが、アガチス材の入手から木製に戻しました
廉価版のキットは再び樹脂で製作販売しようと思い組み立ててみました
まず超硬刃のポストに固定のためのプラスチックタイトの穴あけ
このカンナの組み立てには2.4㎜のドリルが必須ですが、細いドリルもあった方がいいです
既に穴あけされてる穴に2.4㎜のドリルを差し、その中央にマーキングします
細いドリルで概ね中央に下穴が開いたら、2.4㎜のドリルで超硬刃の穴まで貫通させます
プラスチックタイトで超硬刃を固定するという事です
失敗しても反対側でもう1回やり直しが効きます
次に超硬刃がセットされたポストをガイドグリップに固定するための穴あけになります
ポストの穴の中心までの長さ(この場合1センチ)にマーキングします
マーキングの時点でも概ね修正可能です
後はポストの穴あけの要領です
細いドリルで下穴を開けると、下穴の時点で中央に穴を修正が可能になります
ポストをガイドグリップに仮付けします
超硬刃の向きをポストと水平にしてガイドグリップから超硬刃の角が7㎜と8㎜になるようにポストを固定します
サブガイドグリップを取り付けサンド材を挟みます
ガイドグリップとサンド材の固定になりますが木ネジを使いますが木ネジの長さに注意してください
ガムテープなどで固定すると作業しやすくなります
サンド材は15㎜角なので、ガイドグリップから7.5㎜の高さが中央です
サンド材の長さは40㎜なので2本で止める場合は後ろから10㎜と30㎜
反対側は1本の場合だと20㎜という感じです
そこまで正確にする必要性はありませんが両側から同じ位置だとサンド材が割れる危険があります
4本使う場合はズラしてください
穴あけの要領はこれまでと同じです
万が一にも割れてしまっても檜ならホームセンターで15㎜角材は安く売ってます
言い忘れましたがポスト固定のプラスチックタイトは前面でも下面でも可能です
ランディングネットを作ってる人、また作ろうとしてる人には
このレベルの組み立ては難しい事ではないかと思います
下穴あけは省略しますが
ガムテープを剥がして、サンド材の方にも細いドリルで下穴開けた方が賢明です
2.4㎜のドリルでガイドグリップの穴を大きくしますが、サンド材にも少し入れた方がいいです
これで樹脂の廉価版キットは完成となりますが・・・最後ネジを探してます(笑)
このスケールはたまたま幅15㎜になります
18㎜用や微調整のサイズ調整にはワッシャーも付属しますが
ガイドグリップとサンド材の間に挟みます
ちょっと問題が発覚!樹脂のサブガイドグリップは薄いとしなります・・・
これで完成の動画のつもりが、さらにVer.3へバージョンアップ
結局はメインのガイドグリップとサブガイドグリップを同じ厚みにしました
ポストに木ネジをねじ込めばキツくなるかと思いましたが、無駄でした
樹脂に戻したら、結局はメインとサブのガイドグリップを同じ厚みにしてのバージョンアップとなりそうです
こちらの試作品はメルカリにて販売します
ここまでYouTube動画の字幕に入ってますが
注意点ですが、刃の向きを間違てる人が居ます
もしかすると間違えたままの人も居るかも知れません
V字方向に使うものだと思ってる人も他に居るかも知れません
マニュアルページにも書いてありますが
カンナ刃なのでカンナやノミのような方向性です
V字方向に使う事も可能ですが、それだとカンナではなく毛引きになります
この方向で下削りしてから横に向けるという手段もありますが
V字方向の場合は彫る方向が一方になり刃も結構傾ける事になります
今回は組み立て方なので文字も画像も長いです
アガチス材グリップのVer.2.02のボルト仕様の動画もアップしましたが
こちらは作ってみるとキットとしてはユーザーが作るのが難しいという事で
試作品のみをメルカリで販売しキット販売には至りませんでした
Ver.1は主に両側ガイドにしてから15㎜用の固定でしたが
Ver.2からは18㎜にも対応を前提にバージョンアップして来ました
資材や手間が増えて来たのでコスト高になります
この溝切りカンナを安く供給するためにはバリエーションを増やすしか術がない感じです
ガイドグリップ片側のVer.1の再販もありえますかね
初販のVer.1のガイドグリップ片側バージョンはサイズ無関係でしたので・・・
難しい部分は私の方で加工済にて、後はご自身で製作し安く供給するためのキット販売です
試作を兼ねて動画にしました
ランディングネットのフレーム材は1.5㎜が多いのでフレーム材のロスをサンドに2枚追加すれば18㎜になります
簡単な手段としてはガイドグリップとサンド材の間にワッシャー3㎜分を挟みます
ポストは変えてます
18㎜に簡易対応のロングネジとサイズ調整用のワッシャー、およびサブガイド用のプラスチックタイトと、プラスチックタイトがナメった時の補修用のオーバーサイズのプラスチックタイトも付属します
この樹脂のグリップ用の資材は在庫無くなったので、これからの仕入れと製作になりますが
この試作品はメルカリで販売します
アガチス材はまだ資材がありますので、キット販売はVer.2.01のアガチス材の木ネジ仕様とこちらのVer.3の平行販売になるかと思います
樹脂のVer.3のボルト仕様(Ver.3.01)はメスネジが鬼目ナットになるため、さらに難しく
試作はしてますが、キット販売は難しいと思います
超硬のタガネやキサゲ類の定番商品の需要と製作数から完成品はワンオフの天然銘木のみ
廉価版の完成品まで製作が追い付かず、廉価版はこのキット販売のみになりそうです
販売予定価格は2700円にて工房BijoDamショッピングカートで近日発売いたします
キット販売としては、これまでバージョンアップして来ましたが
資材調達が可能な状態だと、これ以上のバージョンアップはないかと思います
もちろん改善や開発には、同じアート作品を作る者として工具の開発には
今後とも務めて行く事に変わりはないかと思いますけどね
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