超硬刃溝切りカンナVer.2.03樹脂仕様の試作

ランディンネット用の超硬刃溝切りカンナですが、再びバージョンアップとなりました
一旦樹脂製もVer.1.03で製作しましたが、Ver.2から再びアガチス材の木製にしましたけど
高さが30㎜と結構高いという点、また木は木ネジで割れやすいという点、アガチス材の入手がこの先不安という事もあります

キット販売が中心なので、入手確実で簡単に作れる物がいい訳です
木は割れる危険があるけど、プラスチックだとあまり割れず、ナメる心配はありますが
ナメったらネジをサイズアップすれば使えますので割れるよりはいいかと思います

ポストは消耗品的な考えですので仕方ないですけど、反対側で穴を開け直しが1回効きます
またガイドグリップは前と下で穴を開け直しが2回効きます

今回はワンオフの銘木と同じくボルト式で製作しました
問題になるのは、ポスト固定用のボルトです
樹脂は20㎜と高さが低いので鬼目ナットは使えません


ポストと同じく最初はプラスチックタイトと思ったのですが
こちらもボルトにてネジ山補修用のヘリサートを使ってみました
しかしヘリサートがボルトの方に付いて来てしまいました
つまりボルトとヘリサートのフリクションの方がヘリサートと樹脂より上回ってるという事になります
そのため、ヘリサートをエポキシで接着しました
私はもはや必要ないので、この試作品も販売するつもりですが
ヘリサートが抜けないとも限らないので、補修用のプラスチックタイトを付属します

また、このVer.2.03樹脂仕様のキット販売も考えてます
キットと言っても比較的難しいガイドグリップや超硬刃の穴までは私の方で開けます
ガイドグリップ取り付けのための木ネジとポスト固定用のプラスチックタイトの下穴を開けて作って頂くようなキットの予定ですが、この場所はやり直しが効きます

若干気になる点は木製と比べるとサブガイドがしなりますが
悪までメインのガイドグリップで彫るように、サブガイドは補助的な物と考えると
それほどグラグラ動きはしません
またサンド材のサブガイドの方には木ネジを2本使ってポストに近い位置に取り付ければ
しなりは減ります

実はバージョンアップのたびに資材を買い込んで、かなりの資材が余ってます
今回も、Ver.1.03の余りがかなり残ってました
ワンオフのようにいい銘木を使って丁寧に作れば値段は上がってしまいます
キットとして安く供給するためにバージョンアップを繰り返して来ました
あまり在庫を置かなかったのは、それだけ稼げないのに開発に手間が掛かってしまったからです

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