選べる4種の柄材のカスタムオーダーメイド超硬タガネ

現在4種の柄材にバリエーションが増えました
BijoDam超硬タガネは選べる4種の柄になりました(^^)/
なんか松屋の定食の選べる小鉢みたい(笑)

しかし各種全ての形状サイズの在庫をストックする事も難しいので
納期は掛かりますがカスタムオーダーメイドの受注を開始しますけど
種類が多いために、規格の中にあるサイズで欠品の場合には
ショッピングカートの再入荷お知らせ希望を利用して頂きたいと思います
現在、私が推奨するサイズは柄毎に以下になります

★SUS304 全サイズ0.3~2.4mm
★赤タガネもどき 中堅サイズ0.6~1.6mm(1mmを基準に以下は2号以上は3号)
★SS400 極細専用0.3~0.6mm
★真鍮 現在準備中 極細~中堅サイズ0.3~1.0mmの予定です

これに該当しないご希望の際にはオーダーフォームよりの承け付けの予定です
主には毛彫りの鋭角、鈍角の角度の違いなどが予想されます
甲丸や太タガネはこれまで通り在庫販売をお願いするかと思います

5本写ってますが、赤タガネもどきが2号と3号があり長さと太さが違います

各種の柄材の特徴を柄材毎に私なりに説明します

★SUS304柄
現在の超硬タガネの柄の素材として大半で使われてる定番のステンレスになります
超硬との硬度の差が少ない柄材とも言えます
そのため打撃による感度がいい、錆び難いなどのメリットはあります
幅5mm、厚さ3mmになりますので、持ち手の刃の向きも感じやすいです
反面、打撃に対する反発も強いので1mm以下のタガネは打撃のコントロールできる上級者向きとも言えます
1.5mm以上の太タガネは幅と厚みの関係から基本的にこちらのみになります
デメリットは柄が太くて厚くて長いため、柄を切削加工すればカスタマイズ可能ですが
硬いために柄の加工性が悪いです
(ロウ付け部分と打撃点には最初から多少のテーパー形状で製作してます)
柄の加工にはステンレス用の砥石が欲しいところですので、極細タガネは上級者向きです

※超硬チップ長約25mm、柄の長さ75mm、幅5mm厚さ3mm、ロウ付けしろ約-5mmの全長95mmです

★赤タガネもどき柄
ステンレスが柄材として普及する前は超硬タガネの柄はスチールでした
超硬チップと柄のバランスは特に和彫りに使うサイズではいいと思います
そもそもが刃先と打撃点が少し細くなってるタガネ従来の形状なので、柄を加工する必要性もあまりないと思います
4種の中では、遊び心で作ったタガネにしては最もデフォルトの状態で標準的なタガネになります
デメリットは柄材としては高価になり、製作もイビツなために難しくなるので、割高になります

※1mm以下は2号、1mm以上は3号の片切りを使用してます(最大1.5mmまで可能)
従来のタガネのテーパー形状に近付けるためチップは少し短めになってます
2号 超硬チップ長約20mm、柄の長さ75mm、ロウ付けしろ約-5mmの全長90mmです
3号 超硬チップ長約20mm、柄の長さ80mm、ロウ付けしろ約-5mmの全長95mmです
(3号は少し打撃点を丸くテーパー形状に切削加工をお勧めします)

★SS400柄
スチールとしてもかなり柔らかい柄材になります
0.5mm以下推奨(1mmまで可能)の極細タガネ専用の柄材になります
ステンレスよりも当然柔らかいので、柄が打撃の力を吸収します
そのため、メリットとしては刃こぼれ破損のリスクが減ります
刃の落ち着きも良くなり、刃の食い込みも良くなります
柔らかいスチールなので柄の加工性もいいです
デメリットとしては
深く潜り安いので逆に初心者ですと破損の要因にはなります
錆びやすい、細くて薄いのでしなり感もあります
厚さの関係から幅1mm以下のタガネしか製作出来ません
打撃点が潰れやすいですが、感度と柄の打撃の吸収が0.5mm以下の極細にはバランスがいいと思います

※超硬チップ長約25mm、柄の長さ75mm、幅4mm厚さ2mm、ロウ付けしろ約-5mmの全長95mmです

★真鍮柄
幅と厚みはSUS304に近いのですが
彫った感覚としてはSS400以上に柔らかい感触です
対象になるタガネとしてはSS400と被る感じです
1mm以下の太さで、それ以上ですと柄が負けてしまうかも知れません
製作は1.5mmまで可能

刃を入れた時の食い込みはSS400や赤タガネもどきのスチールのようにいいですが
でもこれは多少深く潜り安いという若干デメリットでもあります
真鍮の方が割と自然に刃が入る感じで刃が欠ける不安感が一番弱い感じです
柔らかいために深く潜ると柄が打撃を吸収して彫りが進み難い感じです
初心者向きとも言えると思います

欠点としては打撃点が最も潰れやすいです
おそらくその柔らかさからの特性かと思いますが、鈍い反面彫ってる時の刃の落ち着きはいいです
柄の加工性もいいですが、カスタイマイズする必要性が感じられないので
カスタマイズせずにある程度柄が太いタガネの方がいいという人にはいいと思います
ヘラも同じですが、ステンレスよりも真鍮の方が手に馴染む感じがあり、握りやすさは一番だと思います

※超硬チップ長約25mm、柄の長さ75mm、幅4.5mm厚さ3mm、ロウ付けしろ約-5mmの全長95mmです

注意:超硬チップの長さ、柄の材質による長さや幅や厚さまでの指定でのカスタムオーダーメイドはありません
各柄材の基本設定の状態での刃の種類と角度のカスタムオーダーメイドになります
製作可能なサイズは片切りよりも毛彫りの方が厚みが必要なため、毛彫りと片切りでも多少違って来ますので最大1.5mmは片切りのサイズになります
ショッピングカートの再入荷待ちは表示価格になりますが
カスタムオーダーメイドの場合は通常100円増しになります

再研磨の際の刃先の調整はいたしますが
これ以上の柄のカスタイマイズはご自身でお願いいたします

選べる4種の柄材のカスタムオーダーメイド超硬タガネはオーダーフォームより承ります

これらの対比の話は市販の平面研磨機で量産された超硬タガネとの比較ではありません
市販品に納得出来なかったという話はよく聞きますが、そういう次元の低いレベルの話ではありません
悪までタガネが研げるようになったら一人前と言われてるレベルで、理想的なタガネが研げた上での、誰も考えなかった柄材による各使用々途によるベストなタガネの追求をしてるという事です

工房BijoDamホームページ http://bijodam.com
ショッピングカート https://bijodam.cart.fc2.com/

工房BijoDam 主宰 太田 豊


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