彫金タガネ塾~第11期生も講習開始
やはりコロナ収束の方向性のためでしょうかね
ガレージの来客少ないのにガレージのカレンダーに彫金タガネ塾が増えてます
10期生同様にリモート講習の予約が入りました
リモートなどの通信の場合、少し問題になるのがグラインダー作業になります
11期生はグラインダーをお持ちではなく、賃貸のため大きな音が出せないという事で
グラインダー作業は省いて、私の方で下削りしました
青タガネ3号の新品を各1本づつ送って頂き、これを送り返す感じです
理由はわかりませんが、同じ3号でも片切りの方が短いです
また下削りでさらにその差が出てしまいました
青タガネは基本的に超硬にステップアップするための練習のようなタガネですので
通常はここまで下削りはしないのですが
また送って貰うのも悪いので、テーパーを緩くして失敗して短くなっても、あまり太くならないように下削りしました
タガネ研ぎはとかく最初が一番難しいのですが、このイビツな赤や青タガネの下削りも同様です
超硬に移行するなら、何もこんな難しい事を最初にやる事もないだろいうとは思います
かつての講習生にグラインダーとダイヤ砥石で結構のところまで研ぐという人が居ましたが
上手く研げないとタガネを短くしてしまいます
グラインダーで偶然的にも形が出せても、砥石で形を崩し、これを繰り返すというパターンです
回転砥石は切削スピードが速いために、上手く研げる人には時短になります
当然私のようにタガネ作りやタガネ研ぎを製品化や研ぎを仕事にするためには回転砥石を使わないと仕事になりません
でも、彫りの現役の時は当然手研ぎでした
回転砥石は太い超硬材を細くするためだけに使ってました
ですので、自分が使う分のタガネを研ぐためでしたら回転砥石はあまり必要性もありません
そういう意味もあって、グラインダーはあった方がいいのは確かですが
彫金タガネ塾の講習に関しては、なくてもいいとも言えます
ただ、彫金タガネ塾なので何のために下削りをするのか?という講習はしますけどね
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