BijoDam超硬タガネ船底鏡面SPL~唐草模様彫りロングバージョン(動画入り)

以前にも唐草模様彫りの動画はアップしましたが、その時は巻きの彫りは別動画でした
このコメントも含め動画以下のコメントもYouTubeでは字幕に入ってます

これこそ動画でもお伝え難い技術で長い動画になりますが、ぜひ動画をご覧くださいm(__)m

 

巻きの彫りは難しく、実際の彫りですと縁取りの毛彫りの間や個々の巻きの彫りのバランスも取らなければなりません
そのため、前回はまだそこまでのレベルまで復帰してませんでしたm(__)m
彫りを再開して約3年、随分と現役時代の感覚が取り戻せたので、巻きの下書きからの唐草模様彫りの動画になります
決められた枠の中での和彫りとしては最も難しい巻きの彫りになります(縁取りの彫りは赤タガネもどき▲毛彫り0.7mm)
ここからタガネはBijoDam彫金用 超硬タガネ 船底鏡面SPL SUS304柄■片切り1.0mm急曲(巻きタガネ)になります
SUS304柄は多少細くカスタマイズされてます
撮影上私の髪の毛が弊害になりますが、ご了承くださいm(__)m
一つ目の巻きを彫り終えましたので、二つ目の巻きの下書きになります
左側の巻きは右利きの場合は右側より難しくなりますが、撮影の問題で右側よりも見やすいと思います
もう一度、右側の巻きの下書きと彫りになります
再び右の巻きは髪の毛で見難かったとは思いますが(^^ゞ ここまでの彫りを拡大してみます
ここから片切りの特殊な彫り方になりますが、タガネはBijoDam彫金用 超硬タガネ 船底鏡面SPL SUS304柄■片切り1.5mm曲になります
彫った巻きの内側の縁取りに細長い半円彫り
ここから彫った巻きそのものの内側に3つの波形彫り
巻きと巻きとの間にも3つの波形彫り
タガネはBijoDam彫金用 超硬タガネ 船底鏡面SPL SS400柄の0.5ミリ毛彫りになります
各3つの波形彫りから内側へ3つの毛彫り
最後は片切りになりますが、片切りなら何でもいいかと思います
巻きの部分の3つの毛彫りをまとめるように2つの片切りを入れます
これで完成になるので、拡大してみます
まだまだ修行のレベルですが、このレベルまで彫れる和彫り職人は、まず現在ではごくわずかしか居ないと思います

字幕はここまでですが、問題なのは片切りの技量になります

最近エングレバーマシンと多種の彫りで私の洋彫りタガネがよく売れてます
でも、おそらくこのような片切りの彫りはマシンでは彫れないと思います
ジュエリーの石留のプロでも毛彫りしか使えないという話も多々あります
例えるなら毛彫りは鉛筆のような下書きのような彫りで、片切りは書道の筆に近いです
私は、毛彫りは線を彫るタガネで片切りは面を彫るタガネという言い方もします
私のYouTubeの動画でも片切りの彫りがダントツで視聴回数も登録者も多いです
それだけ片切りを使えるようになりたいとか、使える職人が少ない
ゆえに片切りの彫りのコンテンツも少ないと言えます
タガネの研ぎと彫りの難易度は、毛彫りと片切りでは逆になります
比較的彫りやすい毛彫りの研ぎは難しいですが片切りはその逆ですね
まあ、つまりは毛彫りしか使えない人は、まずタガネが研げない人だとも言えます

http://bijodam.com  工房BijoDam 主宰
日本宝飾クラフト彫留彫刻科卒 CGL DC 太田 豊
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