超硬ポンチタガネの試作

ミル打ちタガネにも梨地タガネにも製作のコメントに登場してる超硬ポンチになりますが
気になってる人も居るかと思います

ポンチと一言で言っても色々あります
まず、ミル打ちタガネですが、一般的にはミル盤という工具があります
私も持ってますが、ポンチもナナコも自作した方がいいんです
ミル盤とは様々なサイズが沢山にポンチの頭だけが並んでる工具になります

ポンチ留めという石留めがありますが、ナナコの逆で鉛筆の先を丸めたようなポンチです
これに対して、一般的にポンチと言えばセンターポンチなど、ドリルの穴開けの際に
ガイド的に打つ先端が尖ったポンチもあります
梨地タガネは宝飾クラフトの教本とかですとヤスリに打ち付けるように書かれてますが
先端が尖ったポンチを使った方が深く細かく荒らせます
この場合は先端が尖ったセンターポンチに近いと思います
またミル打ちタガネを作る際にも最初はこのポンチを使います

つまりミル打ちタガネの製作には何種類かのポンチを使うとも言えます


鉛筆のように鋭角に尖らせると刃先が折れる危険があるので、大体ですが45度くらいを目安に研いでます
またフリーハンドなので、少し研磨面はカーブしてます
これでも研ぎっぱなしですと、赤タガネに打ったら先端は少し欠けました
そのためバフで少し丸めました
丸めたと言ってもおそらく鋼では立たないくらい尖ってると思います
超硬で作ったのは今回初でしたが、精密な石留の下穴用のポンチにもいいかと思います
センターポンチの角度は調べると85度とか60度とかですけどね

余談ですが、ポンチはこれ以外にも梨地のように打つ事もあります
ナナコも彫りの周りに打つ事もありますので、タガネはいろんなテクスチャーが出来ますね

今回、私がタガネを作ってる工具も売れるのでは?と思い、販売用に試作しました
これはご自身でタガネを作り直せるという事ですので、私の望むところでもあります
梨地タガネとのセット売りでもいいですかね
あまり教えたくないノウハウの部分ではありますが
梨地タガネ製作のポンチを打ってる動画もアップしようかと思います

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