BijoDam超硬タガネ船底鏡面SPL~唐草模様彫りに再挑戦

日航機墜落事故から37年になりましたね
私が中央宝石研究所や宝飾クラフト研究所に研修生となったのは、実はこの年になります

30年以上ぶりに彫りを再開して来ましたが、前回公開した「巻き」という和彫りの技術になりますが
これは和彫りでも最も難易度の高い唐草模様彫りの技術になります
一時練習も中断しましたが、この「巻き」彫りには、これまでの練習程度では戻って来ません
何とかお手本を見せれるレベルまでと思ったのですが、まだそこまでには至ってません
でも、お手本というレベルではなくても、何とか取り戻せて来た感じです
約35年前の自身の練習した銅板がお手本となってますが
唐草模様彫りに再挑戦してる動画をアップする事にしました
最も難易度の高い唐草模様彫りになりますので、全行程だと時間が掛かりますので
両脇の毛彫りと巻きを終えた時点からの実演になります

「巻き」は前回の動画を参照してくださいm(__)m
https://youtu.be/u_5DXLznr3c

動画では反対側に、既に唐草模様彫りを彫った物があります
これは「巻き」が少し大きくなったのでテイク2になりました
この状態から唐草模様彫りの完成までの動画になります
まずは1.5mmの片切り曲で「巻き」の内側に3つの波形彫り
反転しまして、「巻き」同士の間にも3つの波形彫り

続きましては、新作のSS400柄の0.4mmの毛彫りにて
この3つの波形彫りの先から3本の毛彫りを彫ります
和彫りに関しては0.4mmという極細毛彫りは必要ありませんけど
筆おろししたので、細い毛を彫るのに使ってます
殆ど0.4mmの全刃を使ってる感じですが、折れる感じはありませんね

最後は再び片切りになりますが、少し細長い半円彫りになります
「巻き」の内側の空いた部分になります

完成の画像は動画および動画のサムネイル画像にて
字幕入り動画はYouTubeにてご覧くださいm(__)m

これでお手本というレベルにはまだまだですが、とりあえず完成という感じです
不満点は「巻き」ももちろんですが、波形彫りでタガネが抜けてしまう事も多く
その間隔も安定してません
まだまだ公開すべきか迷いましたが、この唐草模様彫りは和彫りの集大成です
この彫りを完璧に1回で彫れる職人は、おそらく日本中でもそう何人も居ないと思います
約35年前に近いレベルに上達したら、また再アップさせて頂きます
今回30年以上ぶり再挑戦という事で現時点のレベルで公開させて頂きました

タガネ製作販売として、お手本的なタガネを販売するだけではなく
また彫金タガネ塾として、タガネの研ぎ方を教える事だけではなく
彫りも唐草模様彫りまで教えられるようにならなければと思った次第です
BijoDam超硬タガネの製作直販もなんですが
和彫りも教えられるようになって来たとも言えますね
このタガネの販売は工房BijoDamショッピングカート
彫金タガネ塾の入門はhttp://bijodam.com/tagane.htmlになります


コメント