限定品オーバル超硬ヘラ

タガネやキサゲやノミに比べると、随分と手間が掛かる超硬ヘラになりますので
それでなくても製作数が少ないのですが
今回の限定品オーバル超硬ヘラになります
ベースとしてはφ3.45ミリのラウンドのヘラをオーバルに削って仕上げてますが
そのベースのラウンド形状から根本はラウンド形状になります
しかしながら、元々が笹葉のような鋼のヘラに近付けるために、ラウンドの根本近くまでオーバル形状で作ってみました


1本のオーバルヘラの合成写真になりますが、ベースのラウンド形状ですと右のように根本が逆Rになります

この研磨が異常に大変になりましたので、これは本当に今回のみの限定品という感じです
超硬のヘラ棒の研磨は、妥協を許さないと技術よりも手間の部分が大きいです
中華の粗悪品も出回ってますし、初心者にはその違いがわかり難い工具ですので
さしずめ当所では主力商品になり難いという感じです

このようなオーバル超硬ヘラを購入された人にも、超硬はラウンドだから使ってなかったと
オーバル形状に感謝された事もあります
ヘラもキサゲも、その昔の鋼の時代はこのようにオーバルだったりの笹葉のような形状でした
超硬の研磨が大変で平面研磨や回転させて研磨させる事が主力になり、実用的な工具ではラウンドに姿を変えて来たとも言えます

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