シャインマスカット全滅

悲しいお知らせですが、今年のシャインマスカットは全滅と言っていい感じです
栽培開始から黒とう病に悩ませていました
数年前くらいから多少の農薬を使うようになりました
ジベ処理をするようになった頃でもあります
悪まで農協のマニュアル通りには栽培して来ませんでしたので
毎年手探りの状態ではあります

去年は発芽の頃と、梅雨入り時の2回散布しましたが
それでも黒とう病にかなりやられましたので
今年は一切の農薬を使わずに栽培して来ました
少しばかりの農薬を使うよりは、無農薬にこだわったという事であります
ただし、バチスターという納豆菌の人畜無害の有機の農薬は散布してます

黒とう病の進行はそれほど例年との違いは感じないのですが
今年は黒とう病が実に目立つようになりました
もしかすると納豆菌が悪さをしてるのか?とも思えるくらいです


この房は、これでもかなりいい状態の物になります
写真ではわかり難いとは思いますが
これから袋掛けという段階で、全滅という判断です
冬の選定から約半年、骨折り損のくたびれ儲けとなってしまいました・・・

ジベ処理をするようになり、ここ2年地方発送もして来ました
去年は試験的にヤフオク出品もしました
農業もまた漁業と同様に第三の仕事という、何かあった時の収入目的の逃げ場的な職種という感じで継続して来ました

今年はコロナで、副業の自動車整備機材のレンタルサービス業のダメージはありましたが
従来本業のジュエリーの工具の制作販売が伸びて来ましたので
このシャインマスカットを換金するつもりは無くなりましたが
私も含め、当所のシャインマスカットが美味しいと好評のシャインマスカットは食べられなくなると思います

シャインマスカットの無農薬栽培なんて馬鹿な事を考えた事に後悔しかありません
これを収入としてる訳ではありませんので、生計に支障はありませんが
私の育てたシャインマスカットを楽しみにしてる人も少なからず居るとは思いますけど
残念ながら今年は食べる事は難しくなりました

こうなると、来期はどうしよう?と今から悩むばかりです
農薬って、人間の薬も同じかと思いますが
接種し過ぎると効かなくなるというのは同じかと思います
農業も2代目と既に収穫が保証さてれるような樹木で栽培されている事が多いかと思いますが
私の感じるのは、果樹の樹木を育てるという事が果実の農業において一番難しい部分かと思います
近年、居抜きの果樹の後継者が増えているという話も聞きますが
2年や3年で何が覚えられるのか?その果樹を育てたのは先代の力だと思います

シャインマスカットは早ければ苗から2年で収穫出来るという認識も多々あるようです
ゆえに若い樹で早くから収穫する事も多いかと思います
私のシャインマスカットの樹は農薬を殆ど使わずに樹齢で10年以上になりますので、それなりに抗体もあるかと思います

まあ、そう思ってないと今はやりきれない部分ではありますが・・・


こちらはガレージ前の軒下の巨峰になります
この樹は元々が挿し木で増やしたのですが
雨に当たらないので、年々といい実が付くようになりました
当然ながら、こちは無農薬です

今年は巨峰で我慢の年になってしまいました
去年はシャインマスカットもですが、特に赤系の葡萄が不作でしたので
ここの巨峰も悪かったのですが
ここに期待するとして、シャインマスカットはまた来期の剪定から再スタートという感じです

殆ど収益になってないシャインマスカットではありますが
今年は食べられないと思うと、無農薬栽培に何の意味があるのか?
ただ、農薬を使う以上は栽培者の健康上の弊害も消費者以上に大きい訳です

これは私が生きてる間には結果は出ないでしょうね
少なからず来期はシャインマスカットを食べてるように栽培しないとですけど


コメント