台風19号による屋根材シングルの補修

山梨の場合、暑い寒いの盆地特有とも言えますが
寒暖差が大きいがために、住んでいても住み難い土地柄とは思ってますが
海がないために津波の被害はないし、富士の麓でありながらも地震の被害も少ない
台風などの雨の被害も盆地特有で被害が少ない
ですが、これまで経験のない規模の台風19号には緊張しました
どうせ山梨だと大した事はないんだと思っている事は確かです
でも、ここ韮崎でも昨夜は避難指示が出ました

この場所は?どこに避難すればいいの?公民館?という感じで
そこの公民館に避難しても、ここに居ても何か違うの?という感じでした
ここは水害が考え難い場所ですので、防風による家屋倒壊しか避難する意味がないと思えるので、防風の中に移動する事の方が危険とも言えます

ちなみに、ここは北風の強いところです
当所の屋根材はアスファルトシングルなんですが、屋根材としては風にはあまり強くありません
建築当初に北風により補修した経験もあり、以後のメンテもブログ記事にしてます
それは、そもそもそのアスファルトシングルは自己融着という話でしたが
シングルセメントを使わないと風で捲れ上がってしまったのです

この事は北側のガレージの屋根の話でしたが、母屋も同じでした
これまで直接北風を受けるガレージの屋根材に起きた事でしたが
ガレージの屋根の方が少し高いために、母屋の屋根にはシングルセメントを使わなくても
これまで10年以上は大した問題ではなかったんです

ですが、自己融着してない事には随分前から気が付いてました
毎年、冬が近づくたびに、今年こそは母屋のシングルもセメントで捲れないようにと
思っていながらも、実際に捲れるまで補修しなかったのが、この台風の強風でやられました


黒い部分が捲れて上にシングルが折曲がってる状態です
一段下の黒いのは、ちぎれて無くなってます

アスファルトシングルに限った事ではありませんが、屋根材は重ねて張っている物です
剥がれた物を張ればいいという問題ではありませんね

これをどう補修するか?という事ですが、これまでは折れて薄くなった部分にシングルセメントを盛りました
しかし、もう契れてしまったので、それでは防水には足りない


ルーフィング材を下地に入れての補修になりました

これが今回の補修の主流としての施工でしたが
一番酷いところは新築時の下地のルーフィング材まで露出してました


実は、この建築は欧米輸入のキット販売なのですが、このルーフィング材はたぶんラス下地です
おそらくですが、私の判断ですと日本では壁の防水レベルのものかと思います
日本は雨が多いために建築も雨対策に、例えば庇が長かったりします
しかしながら、庇が長いために風の影響を受けます
台風で屋根が取れてしまうのも、それが原因になってる事も多いかと思います
当所の建築は輸入キットのために、庇があまりないがために屋根そのものには風の影響はありません
その分、横からの雨には壁が傷みやすいとも言えます
結局のところは、万能な物はないとも言えますが
アスファルトシングルに関しては、DIYの施工や補修が楽で、母屋への重量的な負担が少ない
つまりは、地震には有利な部分も多いのではないかと思います

この台風15号の時点で屋根が無くなり、ブルーシートで補修という報道を沢山見ました
それを思えば、こんな事は大した問題ではないと思いますが
最終的には自分の命を守るのは自分かと思います


この補修が必ずしも正しいとは言えませんが、台風一過で即補修しました
アスファルトシングルの余った資材やシングルセメントがあったからですけど

まあ、近所の一般建築で屋根材を補修してる人は誰も居ませんので
手間が掛かる建築物であるのは隠せませんけど
建築物において、日本では屋根が一番大事というのは言えるかと思います



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